2014-11-17報道機関の皆様へ:土木学会創立100周年ウィークのご案内
報道機関の皆様へ
平成26年11月17日
公益社団法人 土木学会
公益社団法人土木学会は創立100周年にあたり、安全で安心できる、魅力と活力のある地域、国、世界の実現、さらには次世代が夢と希望を持てる社会の創造に向けた活動を、国内の支部活動のさらなる活性化および海外支部とのネットワークの強化に力を入れながら、100周年事業として推進してきました。いよいよ11月21日(金)に100周年記念式典・記念祝賀会を迎えますが、「土木の日」である11月18日(火)から、土木学会創立記念日の11月24日(月)までを100周年ウィークとし、様々な行事を開催します。皆様には是非取材していただきたくご案内いたします。以下に主な行事を紹介します。
□100周年ウィーク 事業スケジュール
18日(火) |
・土木学会100周年記念シンポジウム |
19日(水) |
・防災に関する国際円卓会議(3rd RTM on Disaster Management) ・土木コレクション2014 HANDS+EYES 全国巡回展 |
20日(木) |
・国際フォーラム “社会インフラの豊かな生活への貢献” ・社会インフラ(道路施設)の維持管理に関する国際集会 |
21日(金) |
・100周年記念式典 ・記念祝賀会 |
22日(土) |
・国際シンポジウム関連テクニカルツアー |
○取材申し込み・各種問い合わせ窓口
公益社団法人 土木学会 100周年事業推進室 ほか
担当:片山、高橋、尾崎、橋本
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内
TEL:03-3355-3442 / 平日9:00-17:00
□100周年ウィーク 事業内容
- 1.100周年記念式典・祝賀会 ../100th_anniversary/info
- 土木学会では、土木技術者一人ひとりが、市民のための工学である「土木」の担い手であることを認識し、未来の国土づくりを目指す本会の取り組みを市民の方々にも知っていただく出発点としたいと考えて、次の内容の創立100周年記念式典を開催します。
- ① 100周年宣言
- 土木学会の将来ビジョンである「社会と土木の100年ビジョン」に基づき、サステナブルな社会の構築に貢献する土木の姿とそこで活躍する土木技術者のあり方・役割を磯部雅彦土木学会会長が「100周年宣言」として公表します。 (100周年宣言は、式典当日に配布、また当日土木学会ホームページ上に掲載予定)
- ② 特別講演
- 劇作家で大阪大学名誉教授の山崎正和氏をお招きし、「日本人の新しい人生設計」と題して特別講演をしていただきます。
- ③ 「市民普請大賞」「未来のT&Iコンテスト」表彰式
- 「市民普請大賞」では、『市民が主導的な役割を果たしながら、地域を豊かにするために実践する公共のための取り組み』を"市民普請"とし、このような市民団体の取り組みを全国から募集しました。応募78団体の中から、先駆的な取り組みとして高く評価されたグランプリ1団体を含む5団体を表彰します。
「未来のT&Iコンテスト」では、未来を創造する土木の企画力・実行力・総合力すべてを兼ね備えた土木の「(技術)力」を社会にアピールすることを目的に、未来社会のアイデアと実現化技術を小学生から土木技術者まで幅広い方を対象にT(Technology)とI(Idea)の2部門で募集しました。T部門では建設会社を中心に47チーム、I部門では小学生を中心に209チームから応募があり、「アイデアのワクワク感」等の評価基準により選考された最優秀賞1チームを含む5チームを部門ごとに表彰します。なお、I部門5チームのアイデアについては、日本建設業連合会の土木技術者の協力を得て実現化に向けた技術検討を実施しました。
(15団体・チームはこちら: ../node/329 )
- ④ 記念祝賀会
- 招待者約200名(うち海外招待者約90名)を含む約1,200名が参加予定。主催者挨拶、大西日本学術会議会長、Shim大韓土木学会会長からのご祝辞のほか鏡割り、音楽演奏などを実施し、歓談の予定です。
- 2.記念国際シンポジウム
「防災に関する国際円卓会議」・「国際フォーラム"社会インフラの豊かな生活への貢献"」 - 二つの国際イベント、「防災に関する国際円卓会議」と「国際フォーラム"社会インフラの豊かな生活への貢献"」を実施します。
土木学会と海外主要学協会を代表する技術者・研究者や各国政府関係者から、さまざまなトピックで講演や話題提供があります。
また、国際シンポジウム参加者を対象としたテクニカルツアーを実施します。- ① 防災に関する国際円卓会議(../node/219)
- この会議は、初回を2012年に名古屋で、第2回を2013年にジャカルタで開催しました。今回は、日本、米国、韓国の土木学会、欧州土木工学協議会などの代表者からの自然災害の実情や災害の対応策の報告を踏まえて、災害防止・軽減に向けた実効性のある取り組みについて、ハード・ソフトの両面から議論します。
- ② 国際フォーラム"社会インフラの豊かな生活への貢献"(../node/220)
- 第1セッションと第2セッションでは、土木学会会長および国土交通省技監、海外主要学協会の代表者の講演を通して、この100年間に土木工学が果たしてきた役割と成果を振り返るとともに、豊かな社会を実現するために今後、土木工学が果たすべき役割や将来の国際協力の在り方を討議します。第3セッションは、上記国際円卓会議の総括セッションとし、自然災害への対応策を提言します。
- ③ 国際シンポジウム関連テクニカルツアー
- 11月22日(土)から23日(日)にかけて、国際行事(11/19国際円卓会議、11/20国際フォーラム)における海外および国内参加者を対象として、「東北地方におけるインフラの復旧・復興状況」および「荒川放水路と東京ゲートブリッジ」を視察するテクニカルツアーを開催します。
●「東北地方におけるインフラの復旧・復興状況」(11月22日~23日)
2日間の日程で、釜石市や陸前高田市における都市復興の状況や三陸鉄道における交通インフラの復旧状況を視察します。現地では実際の復旧・復興に携わっておられる技術者よりご説明をいただきます。
後援:復興庁・国土交通省東北地方整備局 釜石港湾事務所
(詳細な行程はHPをご参照下さい:../node/338)
●「荒川放水路と東京ゲートブリッジ」(11月22日)
荒川放水路と東京ゲートブリッジをめぐる日帰りテクニカルツアーです。荒川治水資料館および旧岩淵水門を見学した後、専門家による解説を交えつつ荒川を船で下り、土木学会第23代会長である青山士の足跡をたどります。土木学会100年の歴史の中で欠かすことのできない青山士について知る絶好の機会となります。
後援:国土交通省関東地方整備局 荒川下流河川事務所、東京港湾事務所
(詳細な行程はHPをご参照下さい:../node/337)
- 3.社会インフラ(道路施設)の維持管理に関する国際集会 ../node/313
- 社会インフラのサステナビリティとレジリエンスの向上は大きな課題となっています。 土木学会構造工学委員会(委員長 睦好宏史(埼玉大学))は、社会インフラ(道路施設)の維持管理に関し、世界の現状と動向を把握し、維持管理は将来どうあるべきかについて議論し、さらに最新の技術、システム、基本概念を明らかにするとともに、今後の方針について提言することを目的とした国際集会を開催します。
開催日時: 2014年11月20日(木)10:00-17:00 場所: 土木学会本部 講堂 (東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内) 基調講演: Dan M. Frangopol (Lehigh University, USA)
Bill F. Spencer (University of Illinois, USA)
Christian Cremona (IFSTTAR, France)パネルディスカッション コーディネーター:古田均氏(関西大学)
パネリスト:Dr. To Nam Toan (Vietnam)
Ir. Iwan Zarkasi (Indonesia)
Mr. Kyaw Kaung Cho (Myanmar)
Mr. Jun Gregorio (Philippines)
白戸真大氏(国土技術政策総合研究所)
津野和宏氏(首都高速道路)
三宅浩一郎氏(JR東日本) - 4.土木学会100周年記念シンポジウム-災害多発地域・九州の災害を考える-
../node/330 - 九州は台風や集中豪雨による水害や火山による降灰や土石流など災害が多い地域です。土木学会西部支部では、九州地方の災害の対策を広く市民と考えるため、土木学会100周年記念シンポジウム「災害多発地域・九州の災害を考える」を開催し、善 功企 九州大学大学院工学研究院特任教授による基調講演や、「災害多発地域・九州の災害を考える」をテーマとしたパネルディスカッションを展開します。
開催日時 2014年11月18日(火)17:30~19:45 (17:00開場)
開催場所 アクロス福岡 7F大会議室(福岡市中央区天神1-1-1)
- 5.土木コレクション2014 HANDS+EYES 全国巡回展 in東京・新宿駅西口イベント広場
http://dobokore.jsce.or.jp/exhibition/36/ - 土木コレクションとは土木界が保有する歴史資料、図面、写真など普段目にすることができない各種コレクションを展示公開するものです。このプロジェクトは2008年より土木学会の土木の日実行委員会の本部事業として始まり、2009年からは全国大会と連動し、開催地のコレクションを収集展示してきました。本年度が土木学会創立100周年にあたることから、100周年記念事業のため全国の事例を再度収集整理し、とりまとめました。
2014年度は北海道から九州まで、全国15カ所で巡回展示展を開催しています。「100周年ウィーク」となる11月19日(水曜)~22日(土曜)までの4日間、東京都建設局「東京の橋パネル展」と共催で、新宿駅西口広場イベントコーナーで開催します。
(参考:東京都建設局記者発表資料「東京の橋パネル展」を開催~土木学会主催「土木コレクション2014」同時開催~」http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2014/11/21obc100.htm)