HOME > 函館市で東日本大震災学術調査成果普及講演会を開催しました

函館市で東日本大震災学術調査成果普及講演会を開催しました

函館市で東日本大震災学術調査成果普及講演会を開催しました

日時:平成26年10月18日(土)午後2時~
場所:函館工業高等専門学校 大講義室

イベントレポート

 

 10/18(土)函館工業高等専門学校の大講義室において「東日本大震災調査成果講演会」を開催いたしました。

当日は、多くの高専生をはじめ、計91名の方々が聴講されました。
お忙しい中ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。

講演会後の質疑応答では、東日本大震災発生の初動時に、いち早く建設業関係者が行動できた背景についての質問などをいただき、講師が回答いたしました。

  

 

講演会時に実施したアンケート調査では、今回の講演会に対する感想のほか、防災への意識や備えについて回答いただきました。

 

2月に札幌で実施した講演会の際にも伺った、東日本大震災について忘れがちになっていると思うか?とたずねた問いでは、回答者自身については50%以上、回答者の周りの方については60%以上の方が”忘れがちだと思う”と回答しています。

地震や津波に対する対策実施状況を聞いた結果と集計すると、大震災を忘れがちであると回答した方の方が対策を行っていないという結果も得られました。

自由回答では、「防災意識の重要性を再び強く感じた」「何年か後にその後の状況の報告も行って欲しい」などのご意見もいただきました。

※ アンケート結果は、こちらをご覧ください。

 

厚岸町、札幌市、そして今回の函館市で開催した講演会を通して、被災経験の有無が災害に対する備えの意識に影響すること、わずか3年という時間経過であっても、多くの方々に危機感の低下が起こり、それが防災意識の低下にもつながってきている可能性が分かってきました。

土木技術に携わる専門家として、震災の知識の普及に努めるという使命の重さを改めて感じました。