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墨田区民向け公開講座「皆さんの『まち』の防災問題を鑑定します!」を開催

墨田区民向け公開講座「皆さんの『まち』の防災問題を鑑定します!」を開催

日時:2014年3月1日(土)14:00~17:00(開場13:30)
場所:すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)マスターホール 

イベントレポート

 

 関東支部主催、墨田区後援により、土木学会創立100周年記念事業の一環として、墨田区民向けの公開講座を開催しました。首都圏の低平地において発生が危惧される地震、液状化、高潮、洪水の自然災害に対し、「今、何をすればよいか!」を地域住民の皆さんと一緒になって考えました。

 第一部では、えどがわ環境財団 土屋信行理事長より、過去の水害の写真や東日本大震災における津波の映像を交えながら、災害から得られた教訓について講演いただきました。次に、中央大学 佐藤尚次教授より、区内を歩いて撮影した写真を交えながら、どのような場所に災害の危険性が潜んでいるかをわかりやすく講演いただきました。

 第二部では、参加者から事前に受付けた防災の質問・悩みに関して、山﨑昇墨田区長や中央大学 平野廣和教授にも加わっていただき、現地調査結果を踏まえながらパネルディスカッション形式で討論する試みをしました。会場では、水害ハザードマップの配布や立体地図模型を展示し、自宅の水害危険性を一目で把握してもらえるような工夫もしました。

 参加者からは、地震や液状化、火災だけでなく、特に「水害」に対する危機意識を強く持ったとの声が聞かれました。今後は、2015年3月までに、江戸川区、文京区、江東区、台東区にて、順次、開催を予定しています。多くの住民の方のご参加をお待ちしています。