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「3.11防災フォーラム2014」 ~東日本大震災復興調査研究報告~

「3.11防災フォーラム2014」 ~東日本大震災復興調査研究報告~

開催日:平成26年3月11日 13:00~17:00
場 所:八戸工業大学

イベントレポート

 

東日本大震災から丸3年を経た3月11日(火)、土木学会東北支部と八戸工業大学の主催により、「3.11 防災フォーラム2014」を八戸市公民館で開催しました。このフォーラムは、2011年東日本大震災を記憶にとどめ、この日を契機に再度防災に対する意識を高めて、災害に対する備えを深めることなどを目的に開催しました。

 最初に、八戸工業大学 佐々木 幹夫 教授より「青森県海岸の大津波のしくみ ―何故青森県に大きな津波が来るのか―」と題して、東日本大震災における青森県太平洋沿岸での津波の状況、今後予想される津波の発生メカニズムと対策などについての基調講演がありました。そして、青森県太平洋岸に位置する八戸市、階上町、三沢市、おいらせ町の各市町村より震災の被害状況・復興状況と今後の対策、八戸工業大学防災技術社会システム研究センターより活動状況ついて紹介がなされた。

 続いて、土木学会を中心として震災に関連する多くの学会が共同で行った東日本大震災学術合同調査、とくに海岸および河川周辺における震災被害と復興に向けた技術課題について東北大学大学院 真野 明 教授より詳細かつ広範な報告がなされました。

 最後に、震災復興調査研究報告として「高性能津波防潮堤の開発」、「橋の津波被災と対策」、「液状化現象のメカニズムと対応策」計3件の調査研究成果の発表がありました。

 参加された約300名の市民の方々は、講演者の報告・発表に皆真剣に聞き入っていました。