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100周年事業

100周年事業実行委員会委員長挨拶

 2014年11月に土木学会は100周年を迎えます。
造家学会、電気学会、日本機械学会などが次々と日本工学会から独立して創設されたのに対し、「土木は工学そのものである」と思いの中で、土木学会の発足は造家学会設立から四半世紀も後の1914年になりました。古市公威初代会長は就任演説の中で、 「土木学会会員はいたずらに専門化することなく、常に工学者のリーダーであってほしい」と述べられています。土木技術を磨き、それを使って国土に関わる様々な問題課題を解決するという精神は100年を経た今でも変わっていないと思います。

 我が国は、少子高齢化,地方の疲弊、グローバル社会への対応に加え、2011年3月の東日本大震災をはじめとする災害の多発など、土木技術の活用が強く望まれている課題が山積しています。会員はこれまで100年に亘る土木の行いを噛みしめ、改めて土木の原点を志向し、社会の中で21世紀の国土づくりに貢献する気持ちを持っていることと思います。
 土木学会100周年を記念して、全国の土木学会員とともに地域との連携の中で、新しい国土づくりにつながる様々な行事を行いたいと考えています。

 会員をはじめとするみなさまの、記念行事への参加とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

100周年事業実行委員会委員長
藤野 陽三